菌床ゴールドしいたけ

いわき市泉地区にある、いわき菌床椎茸組合を訪問し、磯上理事長にお話を伺ってきました。

 

ゴールドしいたけパンフレット

 

こちらの施設では、「菌床」と呼ばれる栽培方法で「ゴールドしいたけ」を生産しています。

 

ところでみなさんは、原木しいたけ菌床しいたけの違いをご存知ですか?

原木とは文字通り、天然の木に直接菌種を植え付け、野生に近い状態で栽培する方法。

菌床とはおがくず等の木質基材に栄養源を混ぜた人口の培地を室内管理しながら栽培する方法。

 

きのこの栽培環境に重要な「光」「温湿度」「二酸化炭素」を調整できるので、

安定した品質と収穫量を得られるのが特長です。

 

いわき菌床椎茸組合では室内の最新設備で徹底した管理をおこなっているため、

いつでもおいしい椎茸を食べることができます。

 

また、義務教育の一環である「食育」のために、

地元の小学校と提携して、親子の施設見学もおこなっています。

だからでしょうか、ところどころにきのこのキャラクターが登場し、微笑ましくなります。

 

発生室の中のしいたけ
発生室の中のゴールドしいたけ
しいたけ発生室
いわき菌床椎茸組合

 

こちらの施設、じつは3月11日の大震災で、周辺地域が停電と断水に見舞われたそうです。

幸いなことに停電は1日で復旧し、水道は自社に井戸があったため、難を逃れたとのこと。

不幸中の幸いでした。

すぐに営業を再開しましたが、まもなくして起こった原発事故。
放射能汚染の危険性から福島県内の一部の「原木しいたけ」に出荷規制がかかってしまいました。


ここで栽培している「菌床しいたけ」は室内で栽培しているため

外部の影響を受けにくい環境にあります。

もちろん、検査の結果、放射性物質は一切不検出でした。

それにも関わらず、風評により大きなダメージを受けてしまったのです。


買い手の付かなくなった椎茸は、

食糧不足の状況下にあった避難所、災害対策本部、

老人ホームなどへ無償提供したそうです。

 

磯上理事長の口から発せられた

『しいたけは次から次へと生まれてくる。それを人の手で止める事はできない』

というしぼり出すような一言と苦渋を滲ませた表情に、

原発被害で生産者が抱える苦しみと悔しさが集約されているように感じました。

 

震災後も、予定通り新入社員を雇用し、

生産ラインをストップさせることなく稼動しているいわき菌床椎茸組合。

これからも、風評に負けずに頑張って欲しいと思います。

 

ゴールドしいたけ

 

帰り際に、お土産としていただいたゴールドしいたけ。
やや小ぶりですが、肉厚で、味が濃い!とってもおいしかったです。

 

ゴールドしいたけは現在、いわきや郡山のヨークベニマルで販売されているほか、

施設内でも購入できます。
おいしいゴールドしいたけを食べて、いわき菌床椎茸組合を応援しましょう!

 

(つる)

 

地図・アクセス

 

農事組合法人 いわき菌床椎茸組合

福島県いわき市渡辺町泉田字花立67番地の1
<お問い合わせ先>

TEL: 0246-56-0141
FAX: 0246-56-0222
E-MAIL: goldshiitake@chime.ocn.ne.jp