田んぼの中のとうふ屋 大楽(だいらく)

とうふ屋大楽

いわき市平菅波。大国魂神社や甲塚古墳など、古代の神々が眠る里。

この地に広がる田んぼの中に、一軒の小さなとうふ屋があります。

 

その名は『とうふ屋 大楽(だいらく)』。

 

毎日、手作業でつくる豆腐が評判のお店です。

 

大豆5種
宮城・山形・いわきから取り寄せた上質な大豆は、、商品にあわせて使い分ける。

 

豆腐の原料には、厳選した国産大豆を使用。

 

水は活性水を使い、機械に頼らず手作業で一つ一つていねいに作ることで、

豆の旨みを最大限に引き出します。

 

寄せ豆腐
よせ豆腐 230円

 

例えば、たんぱく質を多く含む大豆「ミヤギシロメ」(宮城県産)からは、濃い豆乳が取れます。

この豆乳から作った『よせ豆腐』は、通常の豆腐よりも糖度が高く、風味が非常に豊かで、

これまで味わったことのないような豆腐の味がしました。

 

お客様からも、“本物”の豆腐の味がすると大評判。 とうふ屋大楽、自慢の逸品です。

 

 

代表の大楽睦さんにお話をうかがいました。

 

大楽さんは、もともと豆腐屋だったわけではありません。

新聞記者、出版社勤務を経て、今から10年ほど前に精神障害者の授産施設の責任者になりました。

2006年に障がい者雇用促進のモデル事業としてとうふ屋を開業したのが出発点だったそうです。

このような経緯があり、とうふ屋大楽では障害者の方を積極的に雇用しています。

 

徐々に事業を拡大してきたところで起こった3月11日の大震災。

支店は全壊し、本店では製造機器が倒壊しました。

しかし、居住地ではない“店舗”の倒壊に、義捐金は一円も支払われることはありませんでした。

 

さらに大楽さんを苦しめたのは、風評被害。

昨年産や県外産の大豆を使用しているのに、それは容赦なくやってきました。

首都圏の取引は相次いでキャンセルとなり、事業を縮小せざるを得ませんでした。

一部の心無い人から、罵声を浴びたこともあったそうです。

 

何度も心が折れかかり、一時はとうふ屋を辞めることも考えたそうです。

しかし、震災後には素晴らしい出逢いもありました。大楽さんの人柄や豆腐のおいしさに惹かれ、

支援したいという人が少しずつ増えてきたのです。

とうふ屋大楽のファンには、あの有名な演歌歌手もいらっしゃいます。

 

「こんなにもたくさんの人が自分を応援してくれているんだ」と気付き、その期待に応えるべく

「今できることは全部やろう」と、もう一度奮起することができたといいます。

 

その後、商品ごとに放射性物質の自主検査をおこない、不検出であることを確認しました。

県内・県外問わず、イベントにも積極的に出店しました。

 

創業以来持ち続けてきた「子供達に本物の味を伝えたい」という思いを胸に、

今日も、従業員のみなさんと一丸となり、震災前と変わらない味を作り続けているのです。

 

だからでしょうか、その豆腐は、今まで食べたことのないくらい、やさしい味がしました。

ひとすくいの豆腐から、いろんな人の愛情を感じることができました。

 

おから茶
おから茶 10パック入り 840円

 

田んぼの中まで、わざわざ足を運んでくれたお客さまには、『おから茶』でおもてなし。

体に優しい味わいで、ほっと一息をつくことができます。

 

大きな窓からは一面の田園風景。

その景色を望みながらいただくお茶は、格別の味です。

 

生キャラメル
豆乳生キャラメル
スイーツ
豆乳を使ったスイーツたち

 

女性に人気なのは、豆乳を使ったデザート類。

ロングヒットの豆乳生キャラメルは、豆乳を煮詰めてつくったまろやかな甘さが特徴です。

 

また、豆乳を練りこんだ生地の豆乳ロールケーキや、豆乳杏仁、豆乳黒蜜プリンも人気。

牛乳の変わりに豆乳を使うことで、カルシウムや栄養素も高くなり、カラダに嬉しいスイーツです。

 

とうふの味噌漬け
木下醸造元と共同開発した とうふの味噌漬け 840円
長久保製麺所と一緒につくった豆乳麺 150円
長久保製麺所と一緒につくった豆乳麺 150円
豆腐かまぼこ
かまぼこの貴千とコラボレーションした豆腐かまぼこ (左)4個入り420円・(右)7個入り700円

 

大楽さんは、とても研究熱心。

豆腐のもつ可能性を引き出し、もっと広く知ってもらうために、

市内のさまざまな事業者さんとのコラボレーションも展開しています。

 

老舗の味噌醤油メーカー「木下醸造元」とは、豆腐や油揚げの味噌漬け、

「長久保製麺所」では、豆乳麺、

かまぼこの「貴千」では、豆腐かまぼこ などなど。

 

どれも、一度は食べてみたいと思わせる魅力的な商品ばかりです。

 

とうふ屋大楽・店内
とうふ屋大楽の入口。のれんには励ましのメッセージが。
とうふ屋大楽でご購入いただいた方にサービスしている、おから200g
とうふ屋大楽でご購入いただいた方にサービスしている、おから200g

 

いただいたリーフレットに、こんなことが書いてありました。

 

「あとはどうぞ、食べてみて確かめてください」

 

そう。大楽さんの商品のおいしさは、写真や文章では伝わらないのです。

 

一度ファンになると、わざわざ県外から買いに来る人も、めずらしくありません。

まだ召し上がったことのない方には、ぜひ一度食べて頂きたいです。

 

愛情あふれる“本物”の豆腐の味。

とうふ屋大楽の豆腐を味わいに、田んぼの中のお店へ足を運んでみませんか?

 

(つる)

 

 

地図・アクセス

とうふ屋 大楽

福島県いわき市平菅波字九日田1-1

TEL: 0246-57-1028/FAX: 0246-57-1029

E-mail: toufuya-dairaku@festa.ocn.ne.jp

OPEN: 10:00-18:00

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コメント: 1
  • #1

    朝木妙東 (火曜日, 06 11月 2012 23:17)

    豆乳、豆腐味噌漬け、いただきました。豆乳は癖がなくスッキリして、とてものみやすかったです。味噌漬けは家族で、、日本酒にぴったりでした。ありがとうございました。