2012年

7月

25日

FMいわき~いわき市農業委員会 会長 鈴木 理さま~

毎週木曜17:33~オンエアしている『ラジオでも“見せます!いわき”情報局』。

先週 7月19日(木)と今週 7月26日(木)の収録・放送分は、

 

お忙しい中、ご協力頂きました いわき市農業委員会 会長 鈴木 理(すずき まこと)様の

ご自宅を訪問し、お話を伺っています。

市役所の新妻さん(左)と、農業委員会の会長 鈴木 理様(中)とFMいわきパーソナリティ田子さん(右)
市役所の新妻さん(左)と、農業委員会の会長 鈴木 理様(中)とFMいわきパーソナリティ田子さん(右)

農業委員会についてさまざまなお話を伺っています。

鈴木会長様の経歴

         これまで4期・13年に渡り農業委員として活動されており、専業農家として50年近く

水稲を中心に生産されており、近頃では、いわき菜の花プロジェクトに参加するなど

地域農業の活性化に取り組まれている方です。委員の任期は3年で、つい先日

改選があり、第13期に引き続き、会長に選出され79日より第14期の委員さんの

活動が始まったところです。

 

農業委員会とは

         市役所とは独立した行政機関でして、農業者の代表である農業委員による

         組織なんです。

         選挙により選ばれる委員や関係団体・市議会から選出される委員など、

         合計40名の農業委員で構成されています。農業者の代表による組織なんですが

         農業に関わる重大な役割を担っている委員会なんです。 

         農業は、国民の皆さんの食糧を生産するという、国にとって重要な産業です。

         農業が成り立たないと国全体が成り立たなくなってしまいます。

         農業が成り立つためには、農家が発展しなくてはなりません。

         このため、農業委員会は、農家の代表として、農家の発展につながる業務に

         携っております。 

         具体的には

・  農地の売買や貸し借り、転用に関する許可業務

         農地のあっせん

         耕作放棄地対策

         農地の調査や利用調整といった「農地」を守る業務

また、農業者の代表として、国・県・市といった行政機関に対し

農業政策についての意見を述べる建議などにより、農家の発展に努めております。

 

農業委員会の役割

         皆さんの食べる食糧を生産する土地ですので

         自由に取引されてしまうと、食糧が効率よく生産されなくなって

         しまいます。このため、農地法では、他の土地と異なり 

         売買や貸し借り、農地転用に際しては、農業委員会の許可を

         得なければならないこととされています。この許可に関する業務が

         農業委員会の重要な役割のひとつとされています。

 

いわきの農業の現状と課題

今、いわきの農業は非常に厳しい状況にあると認識しております。

東日本大震災以降、世の中はかなり変わってしまった感がありますが

それ以前から、農家の高齢化や耕作放棄地の増加が、社会的にも

大きな問題となっています。それに輪をかけての風評被害です。

これらの問題は、それぞれが別々の問題としてあるのではなく

絡み合って複雑化しているので、一朝一夕に解決できるような

問題ではないのだと考えています。

また、高齢になると、若い頃ほど体が動きませんので、生産量も減るし

         それまで耕していた農地を耕せなくなってしまうことにもなりますので

         耕作放棄地が増える一因でもあります。

         そして、若い世代の農業者がなかなか増えない。

         そこに、昨年3月11日に発生した東日本大震災では

         農地が被害を受けたほか、福島第一原子力発電所事故による

         風評被害により、ますます農業から遠ざかってしまう農家の声を

         聞くことになりました。

 

課題に対する展開

         まずは、それぞれの課題の分析と対処法の洗い出しですね。

         農作業が大変であれば、作業を機械化したり、効率よくできるように農地を集約したり

         農業では収入が少ないとの課題であれば、生産方法を工夫して効率化したり

         施設栽培で出荷時期をずらしてみたり、無農薬や減農薬で付加価値をつけてみたり

         6次産業化するのも一つの手段ですね。

 

農業委員会の取組み

         一人ひとりの農業委員は、行政機関の一員であるまえに、農家でもあるんです。

         農家の悩みは農家が良く分かります。ですので、農業仲間として

         各農家に入って行って、農家の悩みを聞き、対処法を紹介し、どのような

         対処法がその農家にあっているかを一緒に考える。そして、支援が必要であれば

         農業委員として、農協さんをはじめとする関係団体や行政との橋渡し役となり

         活用できる制度を繋げていく。そんな「行動する農業委員会」を目指しています。

 

最後に鈴木会長様より

         これからますます、農業を取り巻く環境は厳しくなると思います。

         農業委員の活動が重要となっているものと思いますので

         「行動する農業委員会」を更に進めて行きたいと考えています。

         5年後、いわきの農業がどうなっているのかそれは我々農業委員の

         取り組みに掛かっている、大げさかもしれませんが

         そんな意気込みで取り組んでいくつもりです。

         私も、長いこと農業を行っていますので、荒れていく田んぼや

         風評被害で選んでいただけない野菜、悩む農家を見るのは

         非常に偲びありません。私の農業委員会会長としての任期は3年ですので、

         その間で、できるだけの対策に取り組み、

         農業の発展に尽力したいと考えています。

         もちろん、農業委員は私だけでなく、各地域におります。

         農業の悩みがある方は、お近くの農業委員に相談して

         いただきたいと思います。

 

力強いお言葉

「行動する農業委員会」の活躍に期待しています。

 

 

FMいわきで毎週木曜日17:33~オンエア中の『ラジオでも“見せます!いわき”情報局』では、

来週もいわきの農業に関するさまざまな情報をお伝えしていきます。

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毎週木曜 17:3317:48 オンエア

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