FMいわき~いわきリエゾンオフィス企業組合 伝統野菜について~

1月31日スタジオに いわきリエゾンオフィス企業組合小泉雄紀夫さん

農業振興課 園芸振興係富岡都志子さんにおこし頂き、前後半で伝統野菜について伺いました。

富岡さん(左)小泉さん(右)
富岡さん(左)小泉さん(右)

みなさんは、伝統野菜をご存知ですか

 

伝統野菜とは、古くから種や株の保存が続けられ、伝統的な栽培方法で代々受け継がれてきた農作物のことで、昔野菜とも言います。

 

伝統野菜は、見た目が独特で形は不揃い、病気に弱く、栽培に手間が掛かります。

収穫量も少ないため、市場には出回りません。

もったいないことに少しずつ姿を消しつつあるのが現状だそうです。

 

市では平成22年から、次世代に繋げ行こうと

「伝統農産物アーカイブ事業」を立ち上げました。
この取組みの中心となって活動しているのが、リエゾンオフィス企業組合の小泉さんのグループです。

「いわきの伝統野菜を発掘して、栽培方法や調理法、また地域の伝統文化を次世代に継承して行きましょう」と言う取組みです。

 

さらに 「取組みを通して作っている人に元気になって欲しい、地域の活性化に繋げて行こう」と言う思いで取組んでいます。

 

活動をスタートしてから50種類以上の伝統野菜を見つけることが出来たそうですよ。

 

その中から幾つかの伝統野菜を紹介して頂きました。

 

「むすめきたか」と言う「あずき」です。

特徴は、

・黄色の斑模様がある。

・皮が薄く短時間で、煮ることが出来る。

・主に三和地区で栽培されている。

・名前の由来は、“嫁に行った娘が里帰りした時に直ぐに煮て食べさせることが出来る”ことから。

 

<調べてみました>

現在の栽培者のほとんどが、祖父母から代々継承しており、悪天候に見舞われた年の不作時には、隣近所同士で種を譲り合って栽培してきたようです。 

「延喜式(えんぎしき)」に記されているように、小豆の赤色は魔除けの力をもつと信じられ、室町時代には、赤飯が祝事に用いられるようになりました。

色むらが少ないものが良質とされているため、日本では斑紋の小豆は自家用に作られる以外は、市場では流通しませんでした。

 

しかし、赤い小豆と味に大きな違いはなく、早く煮える特徴から、三和地区では「嫁にいった娘が里帰りして来た際に、すぐに煮て食べさせることができる」といわれ、 「むすめきたか」の愛称で親しまれてきました。 

現在でも、三和のほかに、古殿町、平田村、小野町といった隣接町村などで、戸数は少ないものの自家採種により代々受け継がれて栽培されています。

 

次に「太白(タイハク)」と言う「サツマイモ」です。

特徴

・太白(タイハク)の断面は白(普通のサツマイモは断面が黄色)

・里芋のように口解けが良く、滑らかな食感。

・味は甘くて柔らかく、ねっとりとしており、冷めてもおいしい。

・保存性が良い。

・主に泉の渡辺地区や下高久で栽培されている。

焼き芋、干し芋、コロッケや天ぷらにして食べます。

 

 今も、80歳のおばあちゃんが現役で作っているんですよ

 

1月29日には、「伝統野菜アーカイブ事業」の取組みの一環として、毎年行なわれている

「いわき昔野菜フェスティバル」が開催されました。

今年で3回目を向かえ、多くの方が参加し、盛況を博していました。(ブログでも紹介)

 

この「第三回いわき昔野菜フェスティバル」では、多くの方に伝統野菜を知って頂こうと、

リエゾンスタッフさん達が作った「いわき野菜の四季」の上映が行なわれました。

 

この作品は、リエゾンスタッフさん達が1年もの時間を費やし、製作した物です。

この1年という長い期間ですが、農家さんとの出逢いが楽しく感じられ、苦労とは感じなかったそうです。

 

その中で、農家さんの「伝統野菜を絶やしてはいけない、伝承して行こう」とする姿を見て、

頭が下がる想いがしたそうです。

 

また、このフェスティバルでは、伝統野菜の試食も行なわれました(ブログで紹介しています)

「栽培していても、食べ方を知らない方に伝えたかった」

「今回、伝統野菜を知って頂いたことが嬉しかった」とおしゃっていました。

 

また、山形大学農学部 江頭宏昌准教授「未来に繋ぐ地域の宝・いわき昔野菜」の講演も行なわれました。

 

「なぜお金にもならない、手間がかかる伝統作物を栽培してきたのか。それは、その土地に伝わる“地域の知的財産を伝えるメディア”であり、“歴史と文化を伝えるもの”であるからだ」

と、先生が言われていたのが、印象に残っています。

 

また、先生は「今評価されないから、価値が無いのではない価値は、時代の価値観とのマッチングで創造するべきもの」とも言われていました。

 

小泉さんが取材の中で感じたことは、

「このままではいわきの伝統野菜が途絶えてしまう」ということ。

 

「栽培者が高齢化している現状、行政機関、飲食店、直売所の力を借りて伝統野菜を守って行きたい。農家さんが栽培意欲を持ち、後継者が増える活動をして行きます。」と抱負を述べて下さいました。

 

期待しています。

頑張って下さい

それでは最後に~

見せます!いわき~!