楽しい農業で人の和を!柳生中山区 福島裕さん

就農の”きっかけ”と言うものは本当に人により様々です。

今日はいわき市四倉の柳生地区にて農業に勤しむ福島裕さんのお話になります。

福島裕さん
福島裕さん

福島さんは現在、主に道の駅よつくら港にてネギ、カボチャ、きゅうり、茄、サツマイモ、じゃが芋等の家庭の食卓に並ぶようなスタンダードな野菜を多種類、卸しています。

お話を聞くと、福島さんは元々東京でサラリーマンをなさっていました。

それが結婚を機に東京を離れ、婿として四倉柳生地区に移り住むようになった過去があります。

なるほど!そこで福島さんの農業キャリアはスタートしたんだな!と思いきやそうではなく、当初福島さん自身は農業に従事するつもりは全くなかったと言います。

元々、福島さんのお義母さんは農業に従事しながら所有する柳生地区の土地を綺麗に管理してきました。

しかし、近頃体力が続かなくなってきたお義母さんに代わって、定年退職を機に「代わりに自分がこの土地を守っていかなければ!」と決意したそうです。

広大な農地を一人で管理する福島さん
広大な農地を一人で管理する福島さん
きゅうりもスクスク成長していました!
きゅうりもスクスク成長していました!

農作業などやったことはありませんでしたが、物は試しと数種類の野菜を栽培してみると、意外なほどの大豊作!

さぁ、どう消費していったものかと考えていた時、「道の駅よつくら港」の前身である「よつくらふれあい物産館」と出会い、「どんな野菜を卸しても構わない」「自ら野菜の値段は決める」といった条件から農業初心者の自分でも大丈夫かと思い、正式な取引を始めたそうです。

道の駅よつくら港
道の駅よつくら港

今では柳生地区にある多くの農地を借り受け、野菜を栽培している福島さん。

後に道の駅よつくら港から一年を通して野菜を卸してほしいと要望を受け、一年を通して何らかの野菜を道の駅よつくら港に卸しています。

福島さんが育てたモロヘイヤもばっちり売られてます!
福島さんが育てたモロヘイヤもばっちり売られてます!
甘長とうがらしも!バラエティーは豊富!
甘長とうがらしも!バラエティーは豊富!

多忙を極める毎日の農作業の中、福島さんには新たなに大きな目標が出来ました。

それは「柳生地区の美化」「里山と耕作放棄地の整備」です。

現在人の手が行き届かなくなった柳生地区の里山は、人間と自然の境界をあいまいにしています。

昨今はイノシシなどの野生生物が頻繁に人の目が届く場所に現れ、農作物などを荒らしているのです。

福島さんは人が里山から力を借りて生きていた時代を思い出すべきだと言っていました。

これは現代の技術を捨てろというのではなく、里山の整備をしながら、人間の生活している場所と自然との調和をはかるべきという考えなのです。

野放しなままの自然。
野放しなままの自然。
長年放置され雑草で荒れ放題になっている。
長年放置され雑草で荒れ放題になっている。

それと同時に、過疎化が進む柳生地区の美化も福島さんの目標です。

ですが残念ながら柳生地区に住む人達だけでは、これらの目標を果たすほどの力がないのもまた事実。故に福島さんは現在”柳生地区に人を集める”事を柳生地区の美化に繋がる、最初のステップと考えています。

具体的な活動では、NPO法人ザ・ピープル理事長の吉田さんが中心に進める「いわきコットンプロジェクト」に参加し、コットンの植栽から収穫をボランティアの皆さんに手伝ってもらう事により、柳生地区と多くの人との繋がりを生んでいます。

「人」「人」とが繋がり合い、「農」「人」が出会う、福島さんはそんな場所に柳生地区を変えたいのです。

コットン植栽に集まったボランティアの皆さん!
コットン植栽に集まったボランティアの皆さん!
これからも柳生中山区をよろしくお願いします!
これからも柳生中山区をよろしくお願いします!

「楽しい農業」が福島さんの目指す農業のカタチであり、我々の暮らしを支える農業の楽しさの部分を柳生地区でより多くの人に知ってもらいたいと福島さんは思っています。

決して楽な道でもなければ、うまくいく保証もありませんが、誰かが立ち上がらねば現状はいつまでたっても変わりません。

福島さんの熱い想いを聞いた時、自分たちブランド化支援員が出来る事、すべき事を改めて教えられた気がして身が引き締まる思いでした。

福島さんの熱い想いをカタチにすべく、これからも全力で支援することが出来ればと思っています!よろしくお願いします!!

農業は「楽しみ」!
農業は「楽しみ」!